赤ちゃんの睡眠に関する素朴な疑問

Q:夜中にいったん起きるとなかなか寝ないので、電気をつけて遊ばせていますが、ダメな
 ことですか?

A:絶対ダメとは言えませんが、夜中に何時間も起きていると、お母さんのほうが疲れてし
 まうことが多いはずです。夜中に起きるのが週に1~2回で、お母さんの日常生活に
 支障が出ないならまだしも、何度も起きてお母さんの体力的な許容範囲を超えるならば
 問題です。また赤ちゃん自身も夜中に起きることで、翌朝ずっと機嫌が悪いという場合
 は、睡眠の異常も疑われますので、治療が必要なケースもあります。


Q:前の日に夜更かしをしたら、翌朝はおそくまで寝かしてもいい?

A:ご家庭の事情でやむを得ない場合もありますが、まずは睡眠不足の状態をつくらないことが大切なので、無理をして翌朝も早く起こすよりはいいと思います。しかし、まずは、睡眠不足になる環境をつくらない、続かないようにすることをお母さんが意識してほしいと思います。赤ちゃん時代は、睡眠時間が大幅にずれてしまうことはあまりないと思いますので、トータルの時間を優先してください。

Q:パパが帰宅するまで、赤ちゃんといっしょに待っています。パパとのスキンシップと睡眠、どちらを優先すべきですか?

A:赤ちゃんの睡眠を優先すべきです。お父さんとの入浴や遊びのために、赤ちゃんを遅くまで起こしているのはやめ、休日や朝などに触れ合う時間を持ってもらうよう、お父さんにも協力してもらいましょう。もう眠たそうなのに、お風呂に入ったり、遊んで興奮したりすると体温が上がり、眠れなくなってしまいます。睡眠リズムがくずれる原因にもなりますので気をつけてください。


Q:9時間30分、10時間30分など30分単位の睡眠がいいって本当ですか?

A:9~10歳をすぎると、大人と同じようにノンレム・レム睡眠を90分程度で繰り返すサイクルができあがるので、30分単位の睡眠がいいと言われています。

しかし4~5歳まではまだ、40~50分単位の睡眠サイクルなので、30分単位の睡眠がいいとは一概に言えません。そういう意味では、4~5歳までは睡眠リズムをつくる上で気が抜けないことを忘れないでください。


Q:昼寝は必要ですか? するなら何時間がいいですか?

A:もともと人間には、生理的に昼寝が必要な生活リズムがありますが、昼寝をすると夜寝れない、朝起きれないという場合ならばいらないと思います。

昼寝を何時間するかよりも、夜の睡眠時間が足りているかをまず確認してみてください。

夜の8~9時に寝て、朝6~7時ごろ起きるまで10時間ほど続けて寝ているか、その子にとって夜の睡眠時間がきちんと取れているかをクリアしたうえで、昼寝が必要かを判断してください。


Q:何歳までに睡眠リズムをととのえたほうがいいですか?

A:夜はまとまって寝て、昼寝を1~2回とるという睡眠リズムは、1歳すぎからできはじめ、3歳でほぼできあがっていきます。

ですから1歳半から2歳の間には、このリズムをととのえておいたほうがいいでしょう。

夜中に目を覚ます回数は、1歳で1回程度2歳ではほとんどないのが基本なので、1歳で夜中に3回以上目を覚ます場合は早めに改善し、引きずらないようにしたほうがいいでしょう。


Q:睡眠不足の子は肥満になりやすいって本当ですか?

A:本当です。睡眠不足では糖代謝が悪くなり、血糖値を下げる役割を持つ「インスリン」というホルモンの働きも低下するので、血糖値が上がってしまうのです。

また睡眠不足は脳の食欲中枢にも影響しますので、全然ご飯が食べられない、またはものすごく食べてしまうことも起こります。しかしほとんどの場合が、太ってしまうことが多いのです。

大人でも同じで、睡眠不足は太るは定説になりつつあります。